ウェブサイトを作るには、基本となる「HTML」と「CSS」という2つの言語を理解することが大切です。本記事では、子供から大人まで分かりやすく、ウェブサイトの仕組みやHTML・CSSの役割について解説していきます。
ウェブサイトの仕組みとは?
ウェブサイトは、インターネット上で表示されるページのことです。私たちが普段使っているGoogleやYahoo!、YouTubeなどのサイトも、すべてウェブサイトの一種です。
ウェブサイトは、主に以下の3つの要素で構成されています。
- HTML(エイチティーエムエル) – ウェブページの構造を作る言語
- CSS(シーエスエス) – ウェブページのデザインや見た目を整える言語
- ブラウザ – ウェブサイトを表示するソフト(ChromeやSafariなど)
この3つが連携して動くことで、私たちはウェブサイトを閲覧することができるのです。
HTMLとは?
HTML(HyperText Markup Language:ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ) とは、ウェブページの構造を作るための言語です。簡単に言うと、HTMLはページの「骨組み」を作る役割を持っています。
例えば、以下のようなものをHTMLで作ることができます。
- 見出し
- 段落
- リスト
- 画像
- リンク
HTMLの基本構造
HTMLのコードは、次のような基本構造になっています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>私の初めてのウェブページ</title>
</head>
<body>
<h1>こんにちは、世界!</h1>
<p>これはHTMLの基本的な例です。</p>
</body>
</html>
HTMLタグとは?
HTMLでは「タグ」と呼ばれるものを使って文章をマークアップ(構造化)します。
<h1>
〜<h6>
:見出し(大きさが異なる)<p>
:段落<a>
:リンク<img>
:画像<ul>
<ol>
<li>
:リスト
例えば、<h1>
タグを使うと、大きな見出しを作ることができます。
<h1>これは見出しです</h1>
CSSとは?
CSS(Cascading Style Sheets:カスケーディング・スタイル・シート) とは、HTMLで作られたページの見た目を整えるための言語です。
例えば、以下のようなデザインを変更できます。
- 文字の色や大きさ
- 背景の色
- レイアウト(位置や余白)
CSSの基本
CSSは、HTMLの要素にデザインを適用するために使います。基本的な書き方は次のようになります。
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
上記のコードは、<h1>
タグの文字を青色にし、サイズを24pxにする設定です。
CSSの適用方法
CSSをHTMLに適用する方法はいくつかあります。
1. HTML内に直接書く(インラインCSS)
<h1 style="color: red;">赤い見出し</h1>
2. HTMLの<style>
タグ内に書く(内部CSS)
<head>
<style>
h1 {
color: blue;
}
</style>
</head>
3. 外部ファイルとして読み込む(外部CSS)
<head>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
そして、style.css
ファイルには以下のように記述します。
h1 {
color: green;
}
このように、CSSを使うことで、ウェブページの見た目を自由にカスタマイズできます。
HTMLとCSSを組み合わせてみよう!
HTMLとCSSを組み合わせることで、シンプルなウェブページを作ることができます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>カラフルなウェブページ</title>
<style>
body {
background-color: lightgray;
}
h1 {
color: blue;
text-align: center;
}
p {
color: green;
font-size: 18px;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>ウェブサイトの仕組みを知ろう!</h1>
<p>これはHTMLとCSSを組み合わせたページです。</p>
</body>
</html>
See the Pen HTMLとCSSを組み合わせてみよう! by yuki (@yuki_web) on CodePen.
このコードでは、背景色をグレーにし、見出しを青色・中央揃えに、段落を緑色・18pxのサイズに設定しています。
まとめ
今回は、ウェブサイトの仕組みや、HTMLとCSSの基本について解説しました。
- HTMLはウェブページの「骨組み」 を作る言語
- CSSは「デザイン」 を整えるための言語
- 両方を組み合わせることで、魅力的なウェブサイトが作れる!
これからHTMLとCSSを学ぶことで、自分だけのオリジナルウェブサイトを作ることもできます。まずは基本をしっかり理解して、実際にコードを書いて試してみましょう!