プログラミング

CSSって何？お絵描きみたいにWebサイトをデザインしよう！

CSSって何？お絵描きみたいにWebサイトをデザインしよう！

Webサイトを作るときに「CSS」は欠かせない技術です。CSSを使うことで、単なる文字や画像の羅列ではなく、魅力的で見やすいデザインのWebページを作ることができます。本記事では、CSSの基本から応用までをわかりやすく解説していきます。

目次

CSSとは？

Webサイトを作るときに欠かせないのが「HTML」と「CSS」です。HTMLはWebページの骨組みを作る言語で、CSSはその見た目をデザインするための言語です。

例えば、HTMLだけで作ったページは文字や画像が単純に並んでいるだけですが、CSSを使うことで色をつけたり、文字の大きさを変えたり、レイアウトを整えたりできます。

CSSを使うと、まるで絵を描くようにWebページをデザインできるため、初心者でも楽しみながら学ぶことができます。

なぜCSSが必要なのか？

CSSがないWebページは、モノクロの設計図のようなものです。情報は載っていても、デザインがなく、読みづらく感じることが多いです。CSSを使うことで、

  • 文字の大きさや色を調整できる
  • 背景色を変えられる
  • ボタンやリンクをデザインできる
  • レイアウトを自由に変更できる

といったことが可能になります。これにより、見やすく、美しいWebサイトを作ることができます。

CSSの基本構造

CSSの記述方法はとてもシンプルです。基本的な書き方を見てみましょう。

h1 {
  color: blue;
  font-size: 24px;
  text-align: center;
}

このコードでは、h1タグの文字色を青にし、フォントサイズを24ピクセルにし、中央寄せにする指定をしています。

CSSの主な構成要素

  1. セレクタ（Selector）：どのHTML要素に対してスタイルを適用するかを指定する部分。
  2. プロパティ（Property）：変更したいスタイルの種類（色やサイズなど）。
  3. 値（Value）：プロパティに適用する具体的な値。

例えば、color: blue; では、colorがプロパティで、blueが値になります。

CSSの適用方法

CSSをWebページに適用する方法は3つあります。

HTMLタグに直接書く（インラインCSS）

HTMLのタグに直接スタイルを指定する方法です。

<p style="color: red; font-size: 18px;">赤い文字の段落です。</p>

短いコードなら便利ですが、たくさんのスタイルを適用するとコードが長くなり、管理が大変になります。

HTMLの<head>内に書く（内部CSS）

HTMLの<head>タグの中に<style>タグを使って記述する方法です。

<head>
  <style>
    p {
      color: green;
      font-size: 20px;
    }
  </style>
</head>

これで、ページ内のすべての<p>タグに対して、文字色を緑、フォントサイズを20ピクセルに設定できます。

外部CSSファイルを使う

別のCSSファイルを作成し、それをHTMLにリンクする方法です。

<head>
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>

CSSファイル（style.css）に以下のように記述します。

p {
  color: blue;
  font-size: 18px;
}

この方法は、スタイルを一元管理できるため、大規模なWebサイトを作る際に便利です。

よく使うCSSプロパティ

CSSには多くのプロパティがありますが、特によく使うものを紹介します。

文字のスタイルを変更する

p {
  color: #ff6600;  /* オレンジ色 */
  font-size: 16px; /* 文字サイズ */
  font-weight: bold; /* 太字 */
  text-align: center; /* 中央寄せ */
}

背景を変更する

body {
  background-color: #f0f0f0; /* 背景色を薄いグレーに */
}

レイアウトを調整する

div {
  width: 200px; /* 幅 */
  height: 100px; /* 高さ */
  margin: 20px auto; /* 外側の余白 */
  padding: 10px; /* 内側の余白 */
  border: 2px solid black; /* 枠線 */
}

CSSを使ってWebサイトをデザインしよう

CSSの基本を理解したら、実際にWebサイトのデザインをしてみましょう。

  1. 色を工夫する：背景色や文字色を組み合わせて、読みやすく美しいデザインに。
  2. フォントを変える：異なるフォントを試すと、サイトの雰囲気が変わります。
  3. レイアウトを整える：flexboxやgridを使うと、見栄えの良いレイアウトが作れます。
  4. アニメーションを追加：transitionやanimationを使うと、動きのあるデザインが可能です。

まとめ

CSSは、Webページをデザインするために必要な技術です。基本を押さえれば、色やフォント、レイアウトを自由にカスタマイズできます。

初めはシンプルなデザインから始めて、少しずつ高度な技術を学んでいくと、より魅力的なWebサイトを作ることができます。ぜひCSSを使って、自分だけのWebデザインを楽しんでください！