PHPはWeb開発で広く使われているプログラミング言語です。特に、動的なWebサイトやアプリケーションの開発に適しており、多くのCMS(WordPressなど)でも採用されています。
この記事では、PHPの基本構文について、変数・条件分岐・ループの3つの重要な概念を中心に解説します。初心者の方でも分かりやすいように、具体的なコード例とともに説明していきます。
変数の基礎
変数とは、データを格納するための箱のようなものです。PHPでは、変数を定義する際に$(ドルマーク)を先頭につけます。また、変数にはさまざまなデータ型が存在し、用途に応じて適切に使用することが重要です。
変数とは?
変数は、プログラム内で値を保持するために使用されます。PHPでは動的型付けが採用されているため、変数の型を事前に指定する必要はありません。
変数の宣言と代入
<?php
$name = "太郎";
$age = 25;
$price = 1200.50;
$flag = true;
echo $name; // 出力: 太郎
?>
変数って、結局なんなの?
プログラミングを始めると絶対に出てくる「変数」という言葉。難しそうに感じるけど、実はとってもシンプル!フルーツの箱で例えたわかりやすい記事はこちら!
データ型
PHPの主なデータ型は以下の通りです。
- 文字列(String): 例
"Hello"
- 整数(Integer): 例
100
- 浮動小数点数(Float): 例
10.5
- 論理値(Boolean):
true
またはfalse
- 配列(Array): 例
array("Apple", "Banana")
- オブジェクト(Object)
- NULL: 変数に値が存在しない状態
条件分岐
条件分岐とは、ある条件に応じてプログラムの動作を変える仕組みです。PHPでは、if
文や switch
文を使用して条件を分岐させることができます。
if文
if
文は、与えられた条件が true
の場合に実行されるコードブロックを指定するために使用されます。
<?php
$score = 85;
if ($score >= 90) {
echo "優秀です!";
} elseif ($score >= 70) {
echo "合格です!";
} else {
echo "不合格です。";
}
?>
switch文
switch
文は、複数の条件を分岐させる際に使用されます。
<?php
$fruit = "apple";
switch ($fruit) {
case "apple":
echo "これはリンゴです。";
break;
case "banana":
echo "これはバナナです。";
break;
default:
echo "不明なフルーツです。";
}
?>
ループ処理
ループ処理を使うことで、同じ処理を繰り返し実行できます。PHPでは for
、while
、foreach
などのループ文が用意されています。
for文
for
文は、特定の回数だけ処理を繰り返す場合に使用します。
<?php
for ($i = 1; $i <= 5; $i++) {
echo "$i 回目のループ <br>";
}
?>
while文
while
文は、指定した条件が true
の間、処理を繰り返します。
<?php
$count = 1;
while ($count <= 3) {
echo "$count 回目の実行 <br>";
$count++;
}
?>
foreach文(配列処理)
foreach
文は、配列のデータを順番に処理する際に使用します。
<?php
$fruits = array("リンゴ", "バナナ", "オレンジ");
foreach ($fruits as $fruit) {
echo "果物: $fruit <br>";
}
?>
まとめ
この記事では、PHPの基本構文として以下のポイントを解説しました。
- 変数の使い方
- 条件分岐(if文・switch文)
- ループ処理(for, while, foreach)
PHPを学ぶ上で、変数・条件分岐・ループは最も基本的な概念です。これらを理解すれば、さまざまなプログラムを作成できるようになります。
次は関数や配列の応用、オブジェクト指向について学ぶと、さらに高度なプログラムが作れるようになります。
ぜひ、実際にコードを書いて試してみてください!